先日、とある専門学校のライトノベル学科の講義を見学させていただきました。
 以前何度か書いた記憶がありますが、昔から興味があったんです。私は完全に独学だし、デビューしてから色々勉強した面が強いので、基礎をしっかり学びたいと考えてました。
 現在はもう忙しくて通う時間が捻出できないから無理ですけれど、だからこそ今回はスケジュール調整してでも行ってきました(そしてその日の夜、徹夜して泣きそうになる)。

 見学させてもらったのは2年生の講義で、当初、私は作家志望の若者(そこ、笑うな!)という設定でこそっと紛れ込む目論見でした。目立たない席で静かに見学し、何事もなかったように立ち去る……というその計画は、しかし、あっさりと「こーゆーちょっとエッチな小説書いてる青橋さんが見学に来てます」と講師にバラられてしまったため、授業開始1分で瓦解しました。

 私が見せてもらったのは午後の部の2コマで、前半が雑談っぽい話、後半がユニークな技術的アプローチの話でした。

 授業の最中、講師(プロの現役作家)が色々際どい業界ネタを話してくれるんですが、それらに対する生徒さんたちの反応がなかなか興味深かったです。
 鋭い質問や個性的な意見もあったし、想像していた以上にみなさん真剣でした。
 いや、まあ、延々と寝てる人もいましたけれど(笑)。

 最後にちょっとだけ質問されたり、講義終了後、数人の生徒さんたちと延々と雑談(かなり生々しい話をしてしまった……)したりしましたが、なかなかいい経験になりました。楽しかったです。

 ただ残念だったのは、もうちょっと積極的にアプローチしてきてもいいんじゃないかなぁ、と感じたこと。
 こっちのジャンルに興味がある生徒もいたようですけど、私に「原稿読んで!」とか「編集部紹介して!」と言ってきた人はゼロ。
 普段はそういうことしませんが、今回は見学させてもらったお礼もあって、頼まれたら全部引き受けるつもりだったんですけどね。編集部からも「いい人がいたら是非紹介して欲しい」と常々言われてますし。
 ま、それはともかく、もうちょっと踏み込んだ質問してくるかなぁと思ってたんですが、そういうのはなかったです。私だけでなく講師の先生にも。
 部数とか印税とか〆切とかレーベルの話とか、聞かれたらそれなりに暴露しちゃうつもりでしたけど(笑)。

 結局、居残って延々2〜3時間程話してましたが、みなさん頑張ってるんだなぁ、というのはわかりました。
 おっ、これは……と感じる生徒さんもいましたしね。

 貴重な体験でした。楽しかったです。


ラーメン午後の部の開始前に講師の方と一緒に食べたラーメン。美味しかったです。

居酒屋夜、今度は高田馬場に移動して居酒屋。安くて多くて美味しかった!