新刊の既刊リストから何冊か消えてる件について数人から問い合わせが来てますので、回答(予測含む)しておきます。

 「微熱」「メイドなります!〜すくみず」「Kiss」以外は、まだ入手できます。「メイドなります!」がリストから消えて「すくみず」が残ってるということから推測するに、ただ単に古い順に2冊消しただけでしょう。横着したと思われます(笑)。

 あるいは、私の与り知らぬところで「メイド1」も絶版にされたのかもしれませんね。何回か増刷されてますけど(去年もしてもらったような記憶が)、2巻である「すくみず」を事実上絶版にしてるのですから、その可能性もなくはないです。
 1巻と3〜5巻は普通に入手できるのに、2巻だけ絶版って……。

 3巻の「おしおき」も発売して2年経過しました。そろそろ絶版にされるかもしれないので、まだ持ってない方はお早めに! いや、マジで! 作者にもどうなってんのかわかりませんから。


 余談ですけど、「すくみず」は入手できないのですか、という質問への回答、もういい加減飽きたんですが
 嘘じゃなく、50回くらい返答してますよ、私……。

 ただ、それだけ新規の読者の方がいらっしゃるということですから、作者としては凄く嬉しいですし、ありがたいと感謝しています。

 今後は直接編集部に文句ご要望をお願いします(笑)。
 文句ご要望はこちらからどーぞ。


 話を戻しますが……悲しいですけれど、昨今の出版事情はこんな感じなのです。とにかく(作品としてではなく商品としての)寿命が笑っちゃうほどに短いのです。

 これは作家はもちろん編集している出版社だって本意ではないでしょうが(そうであって欲しいと信じてます)、そーゆー状況なのです。
 出版点数が多すぎて、書店でも長く棚に置いておけないんですよ。書店員さんにはご迷惑おかけしてます……。すみません。

 目安ですけど、絶版までの寿命は2年とお考えくださればよろしいかと(意訳:だから本は早めに買っちゃってね。よろしく

 実際問題、発売して1〜2週間でほぼその作品の商業価値は確定しちゃうのが悲しい現実です。
 たとえ作家や編集者が「これはいい!」と自信があっても、最初に売れなきゃダメなんです。
 もちろん、じわじわ売れるタイプの本もありますけどね。私も何冊か、忘れた頃に増刷してもらった作品があります。最近、増刷とは縁がありませんが


 でも、美少女文庫はまだいいですよ、私クラスのダメ作家でも専業でやっていけるくらいですから。強力な営業と素晴らしいイラストレーターさんたちのおかげで青橋は気づけば5年間も生き延びているのです。
 悪運だけで世の中渡ってます、ええ。いつまでもつかわかりませんが!


 出版社に過去の作品を増刷したり、継続して売りたくさせるような良質な本を生み出すのが私にできることです。頑張ります。



 ところで新刊、売れてるんですかねぇ? いつものことですけど、どきどきです。

 何件か感想届いてますが……みんな同じこと書いてますね。「甘すぎ」と(笑)。
 褒め言葉、ですよね?

(08/06/20 23:28 追記)
 カバー袖の既刊リストについて、担当さんから正式回答もらいましたのでお知らせします。わざわざメールすんません。

 やっぱり、単純に古い順に消してるようです。
 そりゃそーですよね、下手にいじくると、それこそどれが絶版とかわかっちゃうわけだし。

 実は前々から気にはなってたんですよ、このままのペースで行くと絶対にあの狭いスペースからはみ出すよな、と。