昨日NHKで放映された「クローズアップ現代」を見ました。
 「ランキング依存が止まらない〜出版不況の裏側〜」という内容は、私からすると理解に苦しむ内容でした。

 いや、別に批判とかそういうことじゃなくて、純粋に信じられない話ってことです。

 ランキングを参考に本を買うなんて、私、絶対にしませんもの。むしろ、売れてる本、なにか受賞した本を徹底的に避けます。例外は、仕事に関連するジャンルのみ。それも頻繁ではありません。

 私と一緒に書店に行ったことがある人ならわかるのですが、一応平台は見るんですよ? 手にも取りますよ? でも、これは純粋に「あー、こーゆーのが売れてるんだ。ふーん」という、ただの好奇心。冷やかし。
 自分が狙ってた本が売れてたりお薦めされてたりすると、逆に買う気が失せます。

 だって……人と同じ物読んで楽しいですか?
 売れてるイコール面白い本じゃないってこと、私はこれまでの経験で知ってますから、どうしても懐疑的にならざるを得ません。

 無論、ただのへそ曲がりという理由が99%ですけどね。あはは。

 もちろん、年に数冊しか読まない人の取っ掛かりとしてはランキングは有益だと思います。

 まあ、このランキングと実際の部数・売れ行きと厳密に関連してるかというと、微妙な気もしますけれど。


 本を買うとき、最もハズレが少ない方法を教えましょう。あくまでも私の場合、ですが。

 一番確実なのは、ちゃんと本を読んでる人、そして自分と感性・趣味の近い人のオススメを騙されたと思って買うことです。ほぼ当たりです。当たりでなくとも、ハズレの可能性はかなり低いです。

「どれがオススメ?」と聞かれた本好き(私含む)は、聞いた当人が思う以上に色々考えるのです。
 聞いてきた相手の趣味嗜好、年齢、性別などを考慮し、熟考して、ベストの本を選んでくれるはずです。
 多分、こんなふうに答えてくれることでしょう。

「無難なところではこれとこれ、そしてこれだね」

 まずはそこそこ売れ筋の、ある程度知られた本を言ってくるでしょう。
 そして次に、

「もしかしたら好き嫌いがあるかもしれないけど、個人的にはこれ、オススメだよ」

 ハズレだったときの言い訳をしつつ、でも妙に嬉しそうにプッシュしてくる作品があるはずです。
 こっちがその人の本当のオススメであることが多いです。

 素直に、両方の本を買うことを私は推奨します。

 私が読んでるライトノベルの大半はこうしてオススメされたものだったりします。コミックも多いかな?
 ミステリとかノンフィクションは自分で選んじゃいますけど。


結論:
 ランキングだけ見て買うのも否定しませんが、人と違うものも読んでみませんか? そうして当たりを見つけたときの喜びを是非味わってください。

もーひとつの結論(本音):
 当たりかどうかは微妙ですが、ランキングに未来永劫載ることのない青橋由高作品を読んでみてくださいね