夢みたいだ、こんなキレイなお姉様を独り占めできるなんて!
天涯孤独の少年を引き取ったのは財閥・花小路家。
新体操の元日本代表・沙紀子。
ビーチバレーの人気選手・真希。
天才テニスプレイヤーの瑠璃香さま。
女神たちに誘われ、遊ばれ、童貞を奪われて……アスリート姉妹が贈る極上ハーレム!
本家(フランス書院文庫。いわゆる黒本)の売れっ子作家(担当さんに確認したので間違いない)なのに、なぜか分家参戦を熱望していたという巽飛呂彦さんの美少女文庫デビュー作。
ぶっちゃけた話をしてしまうと、私からすればイヤなんですよ、ホント。二重の意味で。
まず、私の「あねスポッ!」と思い切りネタかぶってます。
三姉妹もので、みんなスポーツやってるところまで一緒。
当然、比較されますよ。そりゃイヤですよ。
しかも、恐らくは今後もこっちで作品を発表されるはずで、ただでさえ少ない私の居場所がどんどん削られていくわけです。
嗚呼、過酷な生存競争。弱肉強食。
絶望した! 苛烈なサバイバルレースに絶望した!
本編の内容はどーだって?
んなもの、私のこの絶望具合から察してくださいよ。ってか、察しろ(命令形)。
序盤読んで「面白れぇ……!」なんて思っちゃいましたもの。
だって、巨乳でレオタードで女教師の長女ですよ?
水着でスレンダーなビーチバレー選手の次女ですよ?
ツインテールでツンデレでテニス部の三女ですよ?
ずっこいでしょ。こちとら水球でチアリーディングでラクロスですよ(水球だけアレって噂もありますが)?
河里さんの「スポこい! テニス部! バレー部! 剣道部!」のときも思いましたが、やっぱりメジャー系は強いと痛感しました……。
でも私は路線変えませんけどね。げへへ。
先日の打ち合わせの際に「面白かったですよ、巽さんの新刊。でもずるいですよ、新体操にビーチバレーにテニスだなんて!」とわけわかんない抗議をしたところ、「読者が求めてるんですから」と、ばっさり斬り捨てられたのは実話。
くっ……やはり大事にされてないぞ、青橋……
そんなわけで、悔しいけれど面白かった1冊です。
こ、これで勝ったと思うなよおおっ!(負け犬の遠吠え)
コメント
コメント一覧
そんな青橋さんが大好きです(笑)
>あねきゅん
まぁ確かに最近はビーチバレーは人気ですしね(苦笑
かといってあねスポッ!もなかなか良かったとは思うんですけどねぇ。路線変更はしないというのには青橋さん (以前先生付けは100万部売れてからしてください!というコメをみたのでさん付けでよろしいでしょうか?)の意地を感じました(笑
>この美少女文庫がすごい!Best of 2007
あれ?青橋さんの名がないと思いきや、選考委員賞の方に一票が。見てる人は見てると言う事ですね。
>ROOM NO.1301
気付けばいつのまにやらコミカライズされてるようですが青橋さんはご購入なされたのでしょうか。
私はこのブログで興味をもったのですが文庫を立ち読みで見た限りどうも主人公が複数人の人と関係を持ったり、第一印象で気に入った蛍子様(笑)と色々あり別れたなど濃い作品だったのでちょっと様子見をしていたんですがコミック化&挿絵の絵師さんが担当ということでやっとROOM NO.1301を見ることが出来ます(オリジナル要素が高めだそうですが
そういえば文庫は終わりが近いみたいですがさすがに蛍子様エンドはないですよね(苦笑
いろいろバタバタしたコメントでしたがこれにて失礼しますでは。
私なんかに書かせてくれるほど、本家は甘くないですよー。
>あらいさん
常に人の少ないところで勝負をするヘタレでございます。理想は不戦勝。ナンバーワンよりオンリーワン(違)。
>柚木さん
初めましてm(__)m 青橋由高でございます。
えーと、100万部はまだまだ遠いです。通算だと結構悪くない部数なんですけどね。ウン十万部。
「る〜む!」は、まだ読んでません。新刊もまだです。今月は新井輝祭りです(嬉)。
原作もオススメですが、ドラマCDもいい感じですよ! 蛍子様がエロい(笑)!
こちらの記事を見て実際に本を買ってみました。
青橋さんのあねスポと読み比べもしてみました。
…正直な話、勝負にならないんですが…?
あねスポの完勝で。
おそらく少数派に入るだろう思考回路を装備した京の感想なので、参考にならないとは思いますが。
文体の読みやすさも、キャラの魅力も、青橋さんの方が上じゃないでしょうかねぇ。
失礼しましたー。
一応この作者も色々努力してるのはわかるのですが(そりゃそーだ)、他の作家さんの本読むと、毎回へこみます。
これ以上置いていかれないよう、また、京さんたち読者に愛想尽かされないよう、精進します。
ちなみに、私もかなり少数派の思考回路を標準装備しています。
平たく言えば単なるひねくれ者なんですが(笑)。