護くんに番外編で祝福を! 2
岩田洋季(著)・佐藤利幸(イラスト)


絢子、汐音、エメレンツィア… おなじみの美少女たちが大活躍の番外編!

優勝ペアには、一泊二日の温泉旅行と、(秘)アイテムが贈られる!?
ドタバタたっぷりのマラソン大会を描いた 『雪降る日のハート・オン・ザ・ラン』。

絢子の永遠のライバル・汐音の爽やかで切ない恋が綴られる 『心の中に日傘を差しながら』。
「電撃hp」 に掲載された3つの物語に、書き下ろし2編を追加!

鷹栖絢子、周藤汐音、エメレンツィア…… おなじみの美少女たちが大活躍!
激ピュアな恋と、楽しい学園生活をぎゅっと詰め込んだ、ファン必読の短編集!!


本編の最新刊が10日に出る前に、最後に残っていた(残していた)番外編を読了。例によって半身浴しながらですが。

今回は番外編集でありながら意識的にメリハリをつけたらしく(あとがきにもそう書いてありました)、特に書き下ろし作品に作者の意図がよく見えました。

書き下ろしでしか書けないであろう(書いちゃ駄目って気もしますが)「BLACK & WHITE」がその象徴。
凄いですよね、読者の(そして護、絢子の)期待を完璧に蹴っ飛ばすあの流れ。あのドイツ人の4巻と違い不快ではありませんが(あいつは殺せ)。
私はこの短編、支持します。ただし、やるならこのまま断絶状態で、父親ともども不幸に叩き落とすべきだと勝手な主張。私が作者ならそうします。

ラストを飾る「<魔女ベアトリーチェ>が消えた日」が一番のクライマックスでしょうけど、もうちょっと長い尺だったらもっと面白かったかな、と。でも、現状でもべらぼうに厚いですから、これ以上は物理的に無理でしょうね(笑)。

なにはともあれ、本編が好きなら是非読みましょう。

追記:
ドイツ人(クソ兄貴)、さっさと逝けや、ゴラァ!
なにどさくさに紛れて出てきてんじゃ、オラァ!