メイドなります! おしおき (美少女文庫)メイドなります!〜おしおき
青橋由高(著)・ポチ加藤(イラスト)
美少女文庫

公式サイトはこちら(サンプルあり)

「ふつつかなメイドに、お仕置きしてくださいませ
温泉旅行で恋に落ちたのは、年上和服メイドの紗耶子さん。
「コラ、勝の恋人は私なんだから!」
生意気幼なじみメイド・美沙の告白や、
「イチバンは私ですよね?」
巨乳お姉さんメイド・由香里のご奉仕まではじまって、ご主人様は身がもたない!

 2006年2月発売。記念すべき10冊目。
 よくもまあここまで書いたなぁ……。

「メイドなります!〜彼女は幼なじみ」「メイドなります!〜すくみず」に続くメイドシリーズの第3弾。もちろんこれから読んでも支障のないように書いてますのでご安心を。もっとも、それが毎回足枷となってるんですけどねー。素直に「メイドなります!3〜おしおき」って表記できれば楽なんですけれど。この点だけは、他のレーベルが羨ましいです。

 ポチ加藤さんのスケジュールが確保できた時点で担当さんと「次のメイドはどうします?」なんて話になりまして、「んじゃ、次は和風でどうですか?」と、かなり無責任に言われたわけですよ。
 和風ってあーた……口で言うのは簡単ですけどね?
 まあ、それでも新キャラは和風メイドさんに確定。しかし、問題はここからでした。

 私は最初にキャラや属性、売りとなるシチュエーションなどから逆算して話を作るのですが、なにしろ今回は「和風メイド」。それだけじゃちょっと弱い。露出度低いし(笑)。
 こういうときはイラスト優先だ!とばかりに、今回も素敵なイラストを描いてくださったポチ加藤さんに相談。ちょうどポチさんが所属してるクレージュさんに行く用事があったので、そこの事務所で(なぜか立ったまま)打ち合わせ。ま、たかだか10分くらいでしたけど。
 派手な和服にはしないで、正統派で行くことにして、あとのデザインはお任せ。この時点で、実はまだプロットはほとんどできてません。季節は夏でした。

 シリーズを通して主人公である勝の成長というか変化を書きたかったので、それをサポートしてくれるメイドということで紗耶子の設定は決まりました。本当はもっと色々なエピソードがあったんですが、ページがぜーんぜん足りなくて数十ページ削除(涙)。留学中の話とかもあったのにぃ。紗耶子がどれくらいの才覚を持っているか、全然描けなかったのが心残りです。
 紗耶子のモデルは、実在する経済人の方です。男性ですけどね。ご本人はもっと凄い逸話をお持ちの方だったりします。

 読者から問い合わせが最も多かったのは「音々はどうしたの?」という質問でした。「すくみず」のヒロインである音々は今回、出てきません。名前はちらりと出ますけど。
 この点はプロットを作る前から決まってました。限られたページで由佳里さん・美沙・紗耶子に加えて音々まで出すと、絶対に消化不良になるので、今回は音々にお休みしてもらうことにしたんです。
 本当は「音々の夏休み」という短編を巻末に載せる気でいたのですけれど、案の定、ページが足りなくて流れちゃいました。音々ファンのみなさん、ごめんなさいm(__)m
 「おしおき」の物語の裏では、ちゃんと音々も動いています。もちろん、勝お兄ちゃんを振り向かせるべく色々やってたりします。

 逆に前作で出番が少なかったメインヒロイン(美沙の自己申告。由佳里は認めてません)の美沙を、今回は前面に押し出してみました。後半のマウントポジションからの打撃(PRIDEかよ!)シーンのイラストは、担当さんのお気に入りだったりします。あの人、「純情〜彼女は剣道部!」の似たシーンでも同じようなこと言ってたなぁ(笑)。

 第4弾については「出します」とお答えしますが、内容に関しては未定です。色々編集部と詰めなくてはならない案件がありまして、まだ予断を許さない状況です。
年に1冊、メイドさん」を合い言葉に続けていきたいので、「是非続編を!」と思う方は、フランス書院まで(笑)。

 ああ、別に売れてないからどうこうってわけじゃないですからね。むしろおかげさまで売れてます。他の作家さんの部数は知りませんが、少なくとも私の著作の中では3作とも上位に入ってます。「おしおき」の初版も、おかげさまで自己最多タイとなりました。シリーズものということを考えれば、実質新記録と言えるでしょう。ありがたいことです。

 なお、恒例のブログ用書き下ろしは今回はパスさせていただくつもりです。理由は、春か夏頃に、番外編をどっかで発表する予定があるからです。媒体はまだ秘密。内容はまだ考えてません。リクエストがあれば受けつけます。


由佳里「筆頭メイドである私とご主人様の愛の物語ですよね?」

美沙「だーかーらー、勝は私の恋人なのっ! 何度言えばわかるんですか! プ、プロポーズだってしてもらったんだもん、私が正妻よ、メインヒロインなのよ!」

由佳里「あんなのは無効です。却下です。私は認めません。メイドとしてあれは断固として拒否させていただきます。メイド道に外れる行為をした美沙さんは、メイド2号から4号に格下げですわ」

美沙「ちょ、なによそれ!?」

紗耶子「ならば、私が2号に格上げということね、由佳里」

由佳里「いえ、紗耶子さんはまだ3号。音々さんが2号です」

紗耶子「音々さん……ああ、ご主人様のいとこという……」

由佳里「はい。音々さんはいいメイドです。あと数年もすれば、あるいは私とご主人様の仲に割って入るだけのポテンシャルを秘めてますわ」

紗耶子「音々……恐ろしい子……!

美沙「いや、だから私がメインなんだってば!」

由佳里・紗耶子「却下です」