約束―彼女はウエイトレス! (美少女文庫)約束〜彼女はウエイトレス!
青橋由高(著)・安藤智也(イラスト)
美少女文庫

公式サイトはこちら(サンプルあり)
お姉さんと妹が浩平にご奉仕してるなんて……
ウエイトレス三姉妹の次女・香月が見たものは、制服姿の姉妹を交互に突きあげる少年。
浩平の「初恋の人」は私のはずなのに。
興奮に秘所を濡らしながら、香月は決心した。
浩平に全部あげちゃう、誰にも負けない奴隷になる。
彼女は倒錯ウエイトレス!

 発売は2003年の10月。通算3冊目。

 これはイラストの安藤智也さんに「どんなの描きたいですか?」と聞いたところ、「喫茶店のマスターとウエイトレスの落ち着いた雰囲気のラヴストーリー」と言われたので、「じゃ、ウエイトレスもので」と、極めて安易に決まった作品です。

 どうして安藤さんに聞いたかというと、単にネタ選びに困っていただけです。
 そこでイラストさんにネタを決めてもらうという発想がひどいですね、我ながら。
 しかも、全然安藤さんの希望とは違うストーリーになってるし。

 私としては姉妹レズシーンが書きたかったので、三姉妹に設定しました。安易&煩悩丸出し!


 主人公がパティシエなので、色々取材というか調べ物が多かった作品です。
 有名なお店(ただし近場限定)の菓子を買って食べたりしたんですが、あんまり(ほとんど?)作中では出てきませんね。


 執筆中、構成上で大きなミスが発覚して大慌てになったことがありました。なんとか修正できましたけど、あのときは本当に焦りましたね。

 あ、香月(メインヒロイン)が○○であんな格好してるってところじゃないです、念のため。あれも思い切りミスなんですが……。増刷かかったときに修正しておけばよかった……。


 この作品は珍しくすんなりとタイトルが決まったんですが、まあ、誰が考えても「約束」ですよねぇ。

 担当さん曰く「青橋作品で一番好きなのはコレ」。

 確かに、現行作品群('05年1月現在7冊)のなかで一番まとまっているかもしれません。これと「微熱」くらいですかね、続編を想定しないで書いたのは。

 なお、「ウェイトレス」ではなく「ウエイトレス」と表記しているのは、これは出版社がこう統一してるためです。

(08/06/25追記)
 「プティ・スール」ですが、その後も浩平たちが頑張ってるらしく、青橋作品のあちこちで店名やケーキが出てきます。
 また、真琴お姉さんはやっぱり真琴お姉さんのようで、最近では香月たちだけでは飽きたらず、よその姉弟にもちょっかいを出してる模様。

 ここらへんは最新作「好き好き大好きお姉ちゃん♥」をお読みください……と露骨に宣伝する私。